ウズベキスタンの桜
ウズベキスタン好きならお読みになった方も多いであろう
中山恭子議員の『ウズベキスタンの桜』です。
ワタシもずいぶん前に読み、このレビューも読んだ直後に書いたものです。
ALOHIDDIN(アロヒディン)のオープン初日、
近くのテーブルにいらっしゃった @southchina1973 さんとウズベキスタン人の奥さまがご厚意でくださった
素敵なウズベキスタンの絵はがきを一緒に載せてみました。
それにしてもtwitterってすごい!
ブログのALOHIDDINレポをご覧になった @southchina1973 さんが、
「もしかしてオープン日、お店にいましたか?」とtwitterでメッセージをくださり、
後日お互いが誰か判明したのです!
熱心にウズベク料理について、同僚に語っていたワタシを、
奥さまが覚えていらっしゃったそうで、
ちょっぴり恥ずかしいですが、ものすごく嬉しい出来事でした。
本当にありがとうございます!
ウズベキスタンのことを知りたくて手にした最初の本です。
ウズベキスタンという国をほとんど知らなかったワタシは、
ウズベキスタンに関する本が売っていることにまず驚き。
あら、意外とメジャーな国なの?
表紙がきれいー
著者中山恭子現参議員議員は、1999年7月から2002年9月までの3年間、
ウズベキスタン共和国特命全権大使兼タジキスタン共和国特命全権大使(長い!)としてタシケントで勤務されていたお方。
中山議員には2度お会いしたことがあるのですが、上品で凜とした雰囲気と美しい声が印象的。
決して大きな声ではないのに、広い会場でもよく通り、そして人を惹きつける何かを持っている方だと思いました。
大声を張り上げてガーガーうるさい政治家の先生が多いなか、
鳥のさえずりのような美声と涼しい表情で、びしっと言うべきことを言う姿が素敵。憧れるー!
読んでいる間ずっとエクササイズに使われるバランスボードが頭に浮かんでいました。
円盤で裏側に丸いボールみたいなのがついた、あれです。
ロシアやCIS、イスラム諸国、欧米・・・
歴史やイスラームの繋がりを無視する訳にはいかない、
生活そのものであるイスラームを守り、でも傾斜しすぎてはいけない(ウズベキスタンは政教分離の方針を掲げています。ウズベキスタンは一般的に穏やかなイスラームの国ですが、東部やアフガニスタン国境付近の一部にはイスラーム原理主義と呼ばれる過激派がおり、このことを政府は快く思っていません。)
雇用創出のため経済成長もしなければならない
どれかに極端に傾いてはならず、ゆらゆらする円盤の上で上手に立っていなければならない。
放り出される形で独立して20年、ソ連時代の計画経済で綿花栽培地とされた背景から、主な産業は現在も綿花(輸出は世界2位)。
→国内の産業育成は急務
→経済成長を急ぐと貧富の差が拡大
→貧しい家庭では子どもをタリバンなど過激派に売り渡す事態が発生
→それを防ぐため大統領主導で教育を優先・徹底
→その子どもたちが成人したが、国内に仕事がない
→優秀な人材の国外流出、貧困の発生
そんなに経済成長、教育、全部一気にできないよ!なので、
まず教育から初めてその効果もあるにはあるのに、
その教育を受けた子どもたちが大人になってしまった!
教育にチカラを入れてきたから、産業を創出できていない!さぁどうしよう!という問題。(とても簡単に言ってしまいましたが)
何だかつらい状況で、胸が苦しいです。。
だって、あれこれ同時に全部上手くいくようになんて、できないんだから!
この本を読んで、何とかしたい!と強く思いました。
(が、ワタシにできることが何もなくて自己嫌悪に。。。シッポだけでも掴みたくて日本語教師を目指しはじめました。)
それまでウズベキスタンに友人がいるというだけでしたが、
この国が抱える問題を知り、政治、経済、社会、文化などを含む“ウズベキスタン”そのものに、
興味関心を持ったのは『ウズベキスタンの桜』を読んでから。
(いつものように)読んだ直後は、もう居ても立ってもいられない気持ちになり、
引き出しからごそごそレターセットを持ち出して、夜な夜な著者の中山恭子議員にお手紙を書きました。
本の感想と、ワタシの考えを長々と・・・
失礼かな?と思いましたが、気持ちが抑えられなかったんです。
ワタシの熱い想い、(まだノープランですが。。。)ウズベキスタンのためになるようなことをしていきたい!ということを・・・
すると数日後、中山先生の事務所からお礼のお手紙が!
それから数ヶ月後、ご本人にお会いすることもできましたし、
ご主人の中山成彬さんともウズベキスタン話をさせていただく機会がありました。
この本は、ワタシの原点。
少し大統領や政府の肩を持ちすぎではないのかな、と思わなくもありませんが、
ウズベキスタンの魅力の詰まった素敵な本だと思います。
この国のことがものすごく大好きになるはず。ウズに行きたくてウズウズしてくるはず!
それにしても中山恭子さんの日本語は本当にきれいだ。
にほんブログ村
中山恭子議員の『ウズベキスタンの桜』です。
ワタシもずいぶん前に読み、このレビューも読んだ直後に書いたものです。
ALOHIDDIN(アロヒディン)のオープン初日、
近くのテーブルにいらっしゃった @southchina1973 さんとウズベキスタン人の奥さまがご厚意でくださった
素敵なウズベキスタンの絵はがきを一緒に載せてみました。
それにしてもtwitterってすごい!
ブログのALOHIDDINレポをご覧になった @southchina1973 さんが、
「もしかしてオープン日、お店にいましたか?」とtwitterでメッセージをくださり、
後日お互いが誰か判明したのです!
熱心にウズベク料理について、同僚に語っていたワタシを、
奥さまが覚えていらっしゃったそうで、
ちょっぴり恥ずかしいですが、ものすごく嬉しい出来事でした。
本当にありがとうございます!
ウズベキスタンのことを知りたくて手にした最初の本です。
ウズベキスタンという国をほとんど知らなかったワタシは、
ウズベキスタンに関する本が売っていることにまず驚き。
あら、意外とメジャーな国なの?
表紙がきれいー
著者中山恭子現参議員議員は、1999年7月から2002年9月までの3年間、
ウズベキスタン共和国特命全権大使兼タジキスタン共和国特命全権大使(長い!)としてタシケントで勤務されていたお方。
中山議員には2度お会いしたことがあるのですが、上品で凜とした雰囲気と美しい声が印象的。
決して大きな声ではないのに、広い会場でもよく通り、そして人を惹きつける何かを持っている方だと思いました。
大声を張り上げてガーガーうるさい政治家の先生が多いなか、
鳥のさえずりのような美声と涼しい表情で、びしっと言うべきことを言う姿が素敵。憧れるー!
読んでいる間ずっとエクササイズに使われるバランスボードが頭に浮かんでいました。
円盤で裏側に丸いボールみたいなのがついた、あれです。
ロシアやCIS、イスラム諸国、欧米・・・
歴史やイスラームの繋がりを無視する訳にはいかない、
生活そのものであるイスラームを守り、でも傾斜しすぎてはいけない(ウズベキスタンは政教分離の方針を掲げています。ウズベキスタンは一般的に穏やかなイスラームの国ですが、東部やアフガニスタン国境付近の一部にはイスラーム原理主義と呼ばれる過激派がおり、このことを政府は快く思っていません。)
雇用創出のため経済成長もしなければならない
どれかに極端に傾いてはならず、ゆらゆらする円盤の上で上手に立っていなければならない。
放り出される形で独立して20年、ソ連時代の計画経済で綿花栽培地とされた背景から、主な産業は現在も綿花(輸出は世界2位)。
→国内の産業育成は急務
→経済成長を急ぐと貧富の差が拡大
→貧しい家庭では子どもをタリバンなど過激派に売り渡す事態が発生
→それを防ぐため大統領主導で教育を優先・徹底
→その子どもたちが成人したが、国内に仕事がない
→優秀な人材の国外流出、貧困の発生
そんなに経済成長、教育、全部一気にできないよ!なので、
まず教育から初めてその効果もあるにはあるのに、
その教育を受けた子どもたちが大人になってしまった!
教育にチカラを入れてきたから、産業を創出できていない!さぁどうしよう!という問題。(とても簡単に言ってしまいましたが)
何だかつらい状況で、胸が苦しいです。。
だって、あれこれ同時に全部上手くいくようになんて、できないんだから!
この本を読んで、何とかしたい!と強く思いました。
(が、ワタシにできることが何もなくて自己嫌悪に。。。シッポだけでも掴みたくて日本語教師を目指しはじめました。)
それまでウズベキスタンに友人がいるというだけでしたが、
この国が抱える問題を知り、政治、経済、社会、文化などを含む“ウズベキスタン”そのものに、
興味関心を持ったのは『ウズベキスタンの桜』を読んでから。
(いつものように)読んだ直後は、もう居ても立ってもいられない気持ちになり、
引き出しからごそごそレターセットを持ち出して、夜な夜な著者の中山恭子議員にお手紙を書きました。
本の感想と、ワタシの考えを長々と・・・
失礼かな?と思いましたが、気持ちが抑えられなかったんです。
ワタシの熱い想い、(まだノープランですが。。。)ウズベキスタンのためになるようなことをしていきたい!ということを・・・
すると数日後、中山先生の事務所からお礼のお手紙が!
それから数ヶ月後、ご本人にお会いすることもできましたし、
ご主人の中山成彬さんともウズベキスタン話をさせていただく機会がありました。
この本は、ワタシの原点。
少し大統領や政府の肩を持ちすぎではないのかな、と思わなくもありませんが、
ウズベキスタンの魅力の詰まった素敵な本だと思います。
この国のことがものすごく大好きになるはず。ウズに行きたくてウズウズしてくるはず!
それにしても中山恭子さんの日本語は本当にきれいだ。
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by UZ_salom
| 2012-05-13 12:07
| 【UZ研究】読んだ本
ウズベキスタン旅行記とウズベク語
by UZ_salom
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